広報をDXする。イベント告知URLからSNS用画像を自動生成する方法
自治体や公共施設のWebページ情報を元に、Instagram等のSNSに最適な投稿画像をAIで作成するフローを解説します。デザインにかける手間を省き、イベントの準備や運営など、より重要な業務に集中するための実践的な広報効率化ガイドです。
市役所の担当者や公共施設の広報スタッフにとって、地域の夏祭りやスポーツ大会、市民講座などの告知は欠かせない業務です。しかし、公式サイトに情報を掲載しただけで満足していませんか。
今の時代、より多くの市民に情報を届けるにはInstagramなどのSNS活用が不可欠です。とはいえ、日々の忙しい業務の中で、投稿用の画像をゼロからデザインするのは大きな負担となります。公式サイトにあるテキスト主体の情報を、どうやって「SNS映え」するビジュアルに変えればいいのか。
この記事では、AIツール「mitsumonoAI」を使い、イベント告知ページのURL一つから、プロ級のSNS用画像を迅速に作成するワークフローを解説します。
本記事で学べること
- 公開済みのイベント告知URLから、SNSに適した重要な情報をAIに抽出させる方法
- 夏祭りや講座など、イベントの種類に合わせた最適なビジュアルを生成する手順
- 制作の内製化により、広報のスピードを上げながら本来の運営業務に注力するコツ
STEP 1:デザイン指示文メーカーで「広報の設計図」を作る
公式サイトのイベントページには日時や場所などの正確な情報が載っています。
まずは「デザイン指示文メーカー」を使い、URLからSNS投稿のための設計図を作成します。
操作手順
- 用途の選択: メニューから「SNS投稿用」を選択します。
- URLの入力: 「イベント開催のお知らせ」ページのURLを貼り付けます。
- 生成ボタンをクリック: AIがページ内の情報を読み取り、開催趣旨や雰囲気に合わせた「どのような画像にすべきか」という指示文を出力します。

生成される内容のポイント
AIはページ内の日時や趣旨を自動で読み取ります。例えば夏祭りなら「活気と賑わい」、市民講座なら「知的で落ち着いた信頼感」といった、イベントの性質に合わせたデザインの方向性を言語化してくれます。
この指示文をクリップに保存して次のステップへ進みます。、必要に応じて修正を行ってください。

STEP 2:画像素材作成ツール 2KでSNS用画像を完成させる
設計図ができたら、次はそれをビジュアル化する作業です。「画像素材作成ツール 2K」を活用して、SNSでパッと目を引く高品質な画像が完成します。
設定値と手順
- ユースケース: 「SNS投稿画像」を選択します。
- 画像の雰囲気: 夏祭りなら「親しみ・あたたかさ」、イルミネーションなら「落ち着き・信頼感」など、イベントに合うものを選択します。
- 縦横比: Instagramのフィード投稿に適した「4:5」や、ストーリーズ用の「9:16」などを指定します。
- 画像の主役: 行事の内容に合わせて「風景・街・場所」を選びます。
- 文字の掲載: 文字情報を意識して、「文字あり:タイトルを目立たせたい」を選択
- 画像生成文: STEP 1で出力された指示文をここに貼り付けます。

制作のコツ
AIはURLから得た「趣旨」を理解しているため、自分で細かな描写を説明しなくても、イベントの内容に合致した画像を提案してくれます。
最後に「画像を生成する」をクリックすれば、数秒でプロ仕様のSNS投稿画像が出来上がります。
まとめ:AI活用で広報業務の質を高める
これまで、SNS投稿画像を作るには「内容の要約」「素材探し」「レイアウト」という多大な手間がかかっていました。mitsumonoAIを活用すれば、既存の公式サイトURLを起点にして、AIが情報の抽出からビジュアル化までをシームレスにサポートしてくれます。
このワークフローのメリット
- デザインにかける時間を大幅に削減し、イベント運営や関係各所との調整に時間を割ける
- 広報の専門スキルがなくても、自治体としての信頼性を保った高品質な発信ができる
- 複数のバリエーションを即座に作れるため、定期的なリマインド投稿も容易になる
まずは、次回の地域イベントのURLを使って、デザイン指示文メーカーに読み込ませてみませんか?AIが提案する「伝わる広報」の新しい形を、ぜひ実感してみてください。
制作参考例
※福井県観光連盟様で公開されているブログ記事を使用し、サンプルとして制作させていただきました。
