チラシ画像を「貼るだけ」でブログとSNS投稿を一瞬で作成する時短術
「チラシは入稿した!でも、同じ内容をブログやSNSに書き写す気力がない…」そんな販促担当者の悩みを、AIが解決します。本記事では、完成したチラシのデータ(PDFや画像)をAIに読み込ませ、情報の抽出からブログ記事・SNS投稿の作成までを自動化する裏技を解説。紙とデジタルの発信を同期させ、集客効果を最大化する方法を伝授します。
渾身のチラシ、印刷して満足していませんか?
季節のイベントや新メニューの告知に合わせて、気合を入れて作ったチラシやPOP。
デザインも決まり、印刷会社に入稿して一安心。
「さて、次はホームページのお知らせ更新と、Instagramへの投稿もしなきゃ……」
そう思った瞬間、ドッと疲れが出たことはありませんか?
販促担当者を襲う「二重手間の壁」
- 文字入力の徒労感:
チラシには全ての情報が書いてあるのに、画像データだからコピペができず、また一からスマホで文字を打ち直さなければならない。 - 発信のタイムラグ:
「後でやろう」と後回しにしているうちにキャンペーンが始まってしまい、Webでの告知が遅れて初動の集客を逃す。 - 情報の不一致:
手入力での転記ミスにより、チラシとWebで値段や日付が微妙に違うという致命的なミスが発生する。
この課題の本質は、紙(アナログ)とWeb(デジタル)の制作フローが分断されており、せっかく作った「情報の塊(チラシ)」をデジタルで再利用できていないことにあります。
この記事を読めば、AIを「優秀なWeb担当者」として活用し、チラシデータをポンと渡すだけで、ブログもSNSも一瞬で完成させる「素材の使い倒し術」を学ぶことができます。
AIが、あなたの「メディアミックス担当」になる
mitsumonoAIは、画像やPDFの中に閉じ込められた情報を解き放ち、Webコンテンツへと変換するために、以下の機能を連携させます。
- ファイル分析アシスタントPRO(PDFの読解役)
- 印刷用データなどのPDFファイルを読み込み、キャンペーン期間、商品名、価格、キャッチコピーなどのテキスト情報を正確に抽出・整理します。
- 汎用AIモデル:GPT-4o等(画像の視覚化役)
- JPGやPNGなどの画像データを直接「見て」、そこに描かれている雰囲気や色使いまで含めた魅力を言語化し、SNS映えする文章を作成します。
- ブログ記事/SNS投稿作成ワークフロー(コンテンツの生成役)
- 抽出された情報を基に、SEOを意識したブログ記事や、ハッシュタグ付きのSNS投稿文を、それぞれのプラットフォームに最適な形式で自動生成します。
これらのAIを使い分けることで、あなたは「チラシをアップロードするだけ」。あとはAIが、紙の販促物を魅力的なWebコンテンツへと瞬時に変換してくれます。
■実践|ステップ解説
ここでは、街の洋菓子店「パティスリー・ミツモノ」が、秋の新作フェアのチラシ(PDFおよび画像データ)を元に、ブログとInstagramで告知を行うケースをシミュレーションします。
ステップ1:【PDF活用】ファイル分析で情報を抜き出し、ブログ記事にする
印刷用のPDFデータがある場合は、「ファイル分析アシスタントPRO」を使います。
【準備・実行】
ファイル分析アシスタントを起動し、チラシのPDFデータをアップロードします。

このままブログ記事を作成する場合、以下のプロンプトを入力します。
「アップロードしたチラシの内容をもとにブログ記事を作成して」
✅ポイント
より細かくブログの構成を指定して記事を作成したい場合は、ブログ記事作成ワークフローの活用がおすすめです。

ファイル分析アシスタントでチラシの内容を整理して、ブログ記事作成ワークフローのチャット欄に記入することでチラシの情報をもとにしたブログ記事が作成できます。
ステップ2:【画像活用】スマホ写真やJPGからSNS投稿を作る
手元に画像データ(JPG/PNG)がある、あるいは手書きPOPをスマホで撮った写真の場合は、「AIチャット(GPT-4oなど)」を使用します。
【準備・実行】
AIチャット(今回はClaude Sonnet 4.5)を選択します。
他のモデルでも対応可能です。

チラシ画像をチャット欄にアップロードして、以下のプロンプトを送ります。
「アップロードしたチラシの内容をもとにブログ記事を作成して」

また、ブログだけではなく、SNSの投稿文章を作成することも可能です。
その場合は、以下のように指示を出します。
「アップロードしたチラシの内容をもとに、Instagramに投稿するための紹介文を考えてください。画像内の『栗のタルト』の見た目の美味しさも描写してください。」

これで、画像から視覚的な情報を読み取った、ハッシュタグも含んだInstagram投稿文ができあがります。
■応用・展開方法(過去資産の活用から競合分析まで)
この「画像読み込み」の技術は、日々の販促以外にも応用できます。
- 過去のチラシのアーカイブ化:
昔作ったチラシのPDFを読み込ませてブログ記事化し、Webサイトに「過去のイベントライブラリ」を作ることで、お店の歴史や活動をアピールするコンテンツ資産にする。 - 手書きPOPのデジタル化:
店頭の黒板や手書きPOPを写真に撮り、AIに読み込ませて「本日の日替わりメニュー」としてSNSに即時投稿する。 - 競合他社のチラシ分析:
競合店のチラシ画像を読み込ませ、「このチラシの訴求ポイントと、自社が対抗するための差別化案を考えて」とAIに壁打ち相手になってもらう。
まとめ
本記事では、AIを活用してチラシなどの画像データから、ブログやSNSコンテンツを爆速で作成する方法をご紹介しました。
- ファイル分析アシスタントPROで、PDFから正確な情報をテキストとして抽出し、文章を作成する
- AIチャットで、写真やJPGの視覚的な魅力を言語化し、それぞれの媒体に最適なフォーマットへ変換する。
「紙」と「Web」は、別々の仕事ではありません。AIという架け橋を使えば、一つの素材から無限のコンテンツを生み出せます。
面倒な転記作業はAIに任せて、あなたは浮いた時間で、お客様を迎えるための「最高の商品」の準備に専念しましょう。
mitsumonoAIは、今回紹介した画像解析だけでなく、動画台本の作成、口コミ返信の自動化、多言語翻訳など、店舗の販促DXを支援する機能を多数搭載しています。
その他の活用事例や最新情報は、mitsumonoAIブログサイトでご紹介しております。